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【読書感想】新世界より(下)荒廃した東京での衝撃のラスト

 

こんばんは。いさきちです!

今日は新世界より(下)について書いていきますね。

【☆初レビュー☆】小説、新世界より(上)の感想と作者紹介!用語解説も。 - いさきち流☆商品レビュー☆

【新世界より】登場人物紹介 - いさきち流☆商品レビュー☆

【読書】新世界より(中)を読んでみた感想をツラツラと載せる回 - いさきち流☆商品レビュー☆

 

早季たちは大人になった

新世界より(下)では早季は26歳。

 全人学級を6年前(20歳)に卒業。

 現在は町の保健所「異類管理課」に就職。

 

就職先に選んだ理由

・バケネズミに危機感を抱いていたから。

 

いずれバケネズミが何かしらの災いを

引き起こすと思ったから

バケネズミを管理する仕事に就いたってことですね。

 

そしてその予想は最悪の結果となって

当たってしまいます。

 

ちなみに覚が選んだ就職先は妙法農場。

 品種改良と遺伝子の研究をしています。

 

でも全人学級の1班はもう覚と早季しか

残っていないと思うと悲しくなりますね。

 

瞬が生きていれば、最高の呪力を持つ鏑木肆星さんの

後釜としていたのかなぁとかいろいろ考えてしまいますね。

 

事の発端は、試料の収集をしていたバケネズミが

襲撃を受けたことから始まります。

 

バケネズミは戦争をするときは早季の勤める

異類管理課に書類を提出する決まりになっていますが

その書類が提出されているかの確認に覚が訪ねてきます。

 

この件に関しては月例会議が開かれ

鏑木肆星、日野光風、朝比奈富子さんという町の重鎮が

顔を揃える緊張感のある会議になりました。

 

しかしこの会議でもそれほどバケネズミが攻撃を

起こしたことは重要視されず会議はお開きに。

 

神栖66町で毎年行われている夏祭りは

予定通り開催されることになりました。

 

この夏祭りの延期を唯一反対したのは倫理委員会の鳥飼宏美さん。

 この人の直感は正しかったと後々知ることになります。

早季と覚とネズミの東京旅行記

神栖66町がバケネズミに襲われているのと同時に

悪鬼が出現したことで町はパニック状態。

 

早季と覚は何とか町を脱出して清浄寺に向かいます。

 

そこで早季のお母さん、渡辺瑞穂からの手紙で

悪鬼に対抗する術が一つあることを知ります。

 

それはサイコバスターと呼ばれる細菌兵器。

 それを取りに早季と覚、奇狼丸で東京に向かいます。

 

ここからが最高にワクワクドキドキの展開が

押し寄せてきてかなりおもしろいんですよね。

 

まず、東京が誰も住まない朽ち果てた台地となっているところ。

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数多くの不気味な生き物が生息し、建物は崩壊

木々も枯れ果て廃墟となっています。

 

日本の中心であり最も栄えている東京が

1000年後の日本では機能していない。

 

その設定が面白いんですよね。

 

早季たちは、渡辺瑞穂から託されたミノシロモドキに

道案内をさせ、サイコバスターのある建物を目指します。

 

洞窟探検になるので細かなところは

以前東京に来たことのある奇狼丸が担当。

 

ここからすごい気持ち悪い虫が

たくさん出てきてその描写で鳥肌が立ちます(笑)

 

ここだけは何度読んでもゾワゾワってなりますね(笑)

 

ホント奇狼丸がいなかったらこの洞窟探検は

成り立たないですね。

 

前に来たことがあるから

東京の洞窟にいる生き物のこともある程度は把握しているので

奇狼丸の助言を頼りに逃げる、呪力で攻撃するなどして

何とか撃退しています。

 

乾さんはかっこいい

実はこの東京にはもう1人

早季と一緒に行動している人がいます。

 

それは、鳥獣保護官の乾さん。

 

鳥獣保護官という名前とは裏腹に

行っているのはバケネズミの駆除。

 

コロニーごと抹殺するのでその数

何万匹、何十万匹のバケネズミを駆除するという

とんでもない数字。

 

そのため、体力とバケネズミの習性などの

知識も必要になりますね。

 

乾さんがかっこいいと思ったのは

東京でサイコバスターのある建物を

早季と目指していたときにゴカイという生き物に

襲われたときに早季を助けるのと同時に

ゴカイを攻撃し命を落とすシーン。

 

ここが最高にかっこいいですね。

f:id:isakichihappyLife:20190620215106j:plain

 

ちなみにアニメの新世界よりも見ていたので

その影響もあると思います(笑)

 

小説では乾さんは多分40歳ぐらい?かなって

感じですが、アニメではかなり若くて

イケメンだったので正直ときめいてました(笑)

 

瞬との再会

さて、無事にサイコバスターを手に入れた早季は

覚と奇狼丸と合流しようと外に出ます。

 

そこで瞬と再会。

このシーンもかなり鳥肌モノです!

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追いかける早季と逃げる瞬。

 

まぁこれは逃げてるわけじゃなくて

早季を導いてたんですが。

 

ここも小説も必見、アニメも必見です!

 

陰の伝承歌をBGMに廃墟と化した東京で

再会は胸アツですね😆

 

悪鬼との戦い

無事にサイコバスターを手に入れた早季。

 

奇狼丸が作戦を立ていよいよ悪鬼を斃すため

手に汗握る戦闘が始まります。

 

まぁサイコバスターは早季が呪力で

燃やしてしまって作戦がパァ\(^ω^)/

 

と、思いつつも最後まで諦めない奇狼丸に

叱咤されて早季は悪鬼を斃す方法を思いつきます。

 

でもその方法はすごく悲しい。

 

その作戦は悪鬼に奇狼丸を攻撃させて

愧死機構を発動させ、悪鬼を死に至らしめるという作戦。

 

愧死機構は同族を攻撃することで発動するので

自分をバケネズミと思っている悪鬼は

同族であるバケネズミを攻撃することで

愧死機構の対象となります。

 

奇狼丸は命を落としますが、同時に悪鬼も絶命します。

 

正直、この作戦はすごく辛くて他に方法なかったのかな?って思いますが

奇狼丸は一瞬の躊躇もなく、完遂したのは

さすがとしか言いようがないですね。

 

悪鬼を斃すため自分の命を投げ出した奇狼丸は

本当に最後まで最高にかっこいい戦士だと思います。

まとめ

この新世界よりの小説は本当に素晴らしい作品なので

一度手に取って読んでみることをオススメします!

 

アニメにもなっているので併せて見ればより

楽しめるかなと思います。

 

上、中、下の3部作でかなりの長編だし

上から中ぐらいまでの盛り上がりが少ないところは

正直読み進めるのは大変ですが

そこを越えれば一気に話が加速して

面白くなるので気になる方は

読んでみてはいかがでしょうか😊

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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