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【☆初レビュー☆】小説、新世界より(上)の感想と作者紹介!用語解説も。

こんばんは。いさきちです!

今日から新たに商品レビューのブログを運営していきたいと思います!

よろしくお願いします✨

記念すべき第1回は、いさきちが昔から好きな貴志祐介さんの小説、

新世界よりを紹介したいと思います!よろしくお願いします!

 

貴志祐介さんって?作者紹介

貴志祐介さんプロフィール●

1959年1月3日生まれ。

日本の小説家で最終学歴は京都大学経済学部。

出身は大阪府大阪市

活動期間は1996年からでジャンルはホラー小説、ミステリー小説

サイエンス・フィクション

貴志祐介さんの作品一覧●

硝子のハンマー

狐火の家

鍵のかかった部屋

13番目の人格-ISOLA-

黒い家

天使の囀り

クリムゾンの迷宮

青の炎

新世界より

悪の教典

ダークゾーン

雀蜂

貴志祐介さんの小説の特徴

貴志祐介さんはこれまでたくさんの小説を発表されていて、

すごく読み応えのある考えさせられる小説を数多く出版されています。

難しい表現やなかなか取っつきにくい世界観があるので

好き嫌いが分かれると思いますが、読み進めていけば

面白い作品が多いと思います。

一度では理解出来なかったりするので

複数回読むことをオススメします!

 舞台は◯◯の日本!あらすじ紹介

この小説の舞台は1000年後の日本。

茨城、神栖66町を舞台にしたSF小説。

人々は呪力を手に入れ自然溢れる町で暮らしていた。

しかし主人公である渡辺早季が現在に至るまでの

日本の歴史を知ったところから物語は進んでいく。

新世界より」感想

1000年後の日本ってすごい近未来になってて

もう現代では考えられないぐらい文明が進んでいて

すごく便利な世界になってるんだろうなーって

さきちは思ったんですけど

この新世界よりでは自然がいっぱいで

車や電車もなくて文明の機器がなかったころに戻っています。

時代は進むも文明という点では後退しているのも

おもしろい部分ですね。

貴志祐介さんの小説は昔から好きでずっと読んでるんですが、

その中でもダントツじゃないかってぐらいこの

新世界より」は好きな作品ですね。

早季たち5人(渡辺早季、朝比奈覚、秋月真理亜、伊東守、青沼瞬)

夏季キャンプでミノシロモドキを見つけて悪鬼や業魔のこと、

これまでに至るまでにどれだけの血塗られた歴史があったか、

人間の残虐性を聞き出しショックを受けるシーンが好きですね。

知ってはならないことかもしれないけど

今まで人間が人間を攻撃するはずがない、と

思い込んでいたのに実際はそうじゃないんだということに

絶望したような気持ちになったんだろうなって思いました。

 しかしミノシロモドキを捕まえているところを大人に見つかり

呪力を凍結されてしまった5人。

 その道中でバケネズミに襲われる。ここからがこの

新世界より(上)」が盛り上がってきますね。

 この小説では主人公の渡辺早季が書いた手記という

形を取っているので、最初は読み進めるのに時間ぎかかるかもしれません。

でもそこを読み進めていくと中盤あたりで一気に加速、

小説の世界に入り込めると思います。

バケネズミに捕まった早季と覚が呪力を使えない状態でも

知恵を振り絞り逃げ出すところや早季が機転を利かせて、

覚の呪力を復活させ反撃を開始したところも見どころかなと思います。

 覚が呪力でバケネズミを攻撃したときに早季が覚の表情を見て

戦慄するところも好きですね。

 おそらくそのとき早季の頭の中で、殺戮に酔った覚の表情と

ミノシロモドキから聞いた人間の残虐性が繋がってしまって

不安になったのかなと思います。

この「新世界より(上)」では子供たちが信じていた世界や

常識が覆されてしまうところからが物語が進行するのですごく

面白い小説になっていると思います。

新世界より用語解説

さて「新世界より」ではかなり難しい言葉が出てくるので

よく出てくる言葉や重要な言葉を簡単に説明したいと思います。

●呪力●

呪力とは、手を触れずに物を動かしたり

実際には存在しない(目に見えない)物を

イメージして操ることが出来る力。

簡単に言うと超能力。

1000年後の人類は呪力を使うことが出来て

その力を生活に役立てています。

そのため1000年後の日本では車や電車、通信機器などは存在していません。

移動には町中に巡らされた水路を使い舟で移動しています。

呪力は大人だけが使うことが出来て

そもそも子供には呪力自体備わっていない。

現代でいう小学高学年頃になると呪力が発動し、

その後ある過程を経た後で呪力が使えるようになります。

●全人学級●

呪力が発動したら入学する学校。

呪力が発動しないと入学することは出来ない。

普通の学科の授業があり呪力を解放出来るのはこの段階では

能力開発教室という限られた時間だけになります。

 

●悪鬼●

ラーマンクロギウス症候群。悪鬼の正式名称。

呪力を持っているが他の人間に呪力で攻撃することが出来る存在。

攻撃抑制も愧死機構も備わっていないので

悪鬼自身、人を攻撃出来るので他の人間からも攻撃されると思って、

先制攻撃をかけ続ける。悪鬼の体力があるうちは人間を攻撃し続けるので

大量殺戮を行なってしまう。

●業魔●

橋本アッペルバウム症候群。業魔の医学的名称。

自ら人間を攻撃をする悪鬼に対し、業魔は無意識に呪力が発動し、

周囲の環境や生物を改変させてしまう。

業魔となった人間は処分の対象であり治すことは出来ない。

正常な意識を保っているので自分の運命を知りながら死んでいく悲しい結末。

●バケネズミ●

人間の仕事を手伝うため使役されている醜い生き物。

上級クラスになると流暢に日本語を話す者がいる。

人間の大人を神と崇めている。一旦、人間の風向きが変われば簡単に殺されたり

コロニー(バケネズミのグループ)ごと抹殺されることもある。

●攻撃抑制●

普通の攻撃抑制であり、オオカミなどに備わっている。

これを人間の遺伝子に組み込み人間への攻撃性がなくなっている。

しかし、この攻撃抑制だけでは心許ないので愧死機構(きしきこう)という

最強の機能も組み込むことにした。

●愧死機構(きしきこう)●

呪力で同族である人間を攻撃しないように、遺伝子に組み込まれた機能。

発生機序として、呪力で人間を攻撃しようとすると不安、動悸、発汗などの

警告発作が起きる。それでもなお攻撃しようとすると

低カルシウム血症で窒息死するかカリウム濃度の急増により心停止する。

この攻撃抑制を持たない存在が悪鬼である。

まとめ

この小説を読んで、呪力使えるなんていいなーって

さきちは思いました。だって手を使わずに物を動かすとか

念じるだけで様々なことが出来る。すごく便利なこんな力が

あればなーって思うんですが実際に小説を読んでみると

便利なだけじゃない、使えないからこそ

いい部分、楽な部分ばかり見ていますがやはり弊害というのがありますよね。

便利であるが故にその力を過信してしまい、足元を掬われる。

そういうところがやはり人間らしさがあるなと思いました。

新世界よりはかなりの長編(上・中・下)になっていて

1冊もかなりのボリュームがあるので難しい分読み応えがあります^^

貴志祐介さんの作品はかなり面白くて世界観も独特なので

一度読んでみてはいかがでしょうか?

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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